先取の気風が感じられる 天理本通り
2024年11月25日 月曜日
更科さんの写真は大正時代に撮影されたもので、
出前出発前の店員さんが頭に食器をのせている姿が印象的です。
当時にはまだ珍しい自転車を2台保有し、
看板には電話番号が記載されています。
一方で、ぼたんやさんの写真は昭和20年代のように思われます。
当時としては先端のネオンの電飾がなされ、
今見てもおしゃれで趣のある佇まいが感じられます。
大正時代から昭和の初期にかけての天理は、都会(東京)との格差が今まで以上にあったように思われますが、
二つの写真から天理本通りは、当時のトレンドや先端のものを取りいれるお店があったことを見て取ることができます。
天理教の発展とともに活性化していく天理本通りは、ヒト、モノ、情報があつまり、
田舎でありながら先取の気風を持つまちであったということがわかります。